太陽が西に沈むと、大西洋の海風がリベリアの首都モンロビアの熱い空気を吹き散らす。この時、同市南東郊外のスタジアムは熱気にあふれ、素晴らしいショーと中国青島のビールが数千人の情熱をかき立てた。
青島ビール集団が主催する「活力青島、乾杯世界――青島ビール祭シルクロードの旅」が21日から22日にかけて、最初の地リベリアで行われ、市民と観光客が楽しく目新しい文化を体験した。
早くから会場入りしたというビール好きのジョン・ワッタカムバイさんは、「数日前にこのビール祭のことを知り、楽しみにしていた。カーニバルのような雰囲気を味わうことができて本当に素晴らしい。ビール祭のプログラムを見て視野が広がった」と述べた。
会場でボトル入りの水を販売していたウィニー・グイットさんは、笑顔で「この2日間で多くの水が売れた。会場にいる全員がビールを飲むわけではなく、スターを見たり雰囲気を味わうためにビール祭を訪れる人もいる。このイベントが毎月あるといい」と話した。
米国人観光客のトム・クロルさんはビールを高く挙げ、ステージで歌う歌手のリズムに合わせて体を揺らし、リベリア旅行でのサプライズを楽しんだ。「アフリカ旅行でビール祭に出くわすなんて最高。今回の旅行の一番のプレゼント」だと興奮した様子で話した。
会場で、青島ビール集団海外業務本部アフリカエリア責任者の邢智東氏は、「青島ビール祭のリベリアでの成功は、今後のビール祭の“シルクロードの旅”の良いスタートとなった。ビール祭は中国とリベリアの古典的要素と流行的要素を融合し、双方のビジネス・観光協力を促す」と述べた。
リベリア報道・文化・観光局のランス・グバヨンゴン次官は新華社の取材に対し、長期にわたる内戦と2014年のエボラウイルス襲来に遭ったリベリアにとって、ビール祭などの文化イベントは人々を楽しませるだけでなく、心を一つにし、団結を促す効果もあると話した。
また、「リベリアは独特な文化と豊富な観光資源を有し、青島ビール祭がリベリアと中国の文化とビジネス協力の新たなプラットフォームになることを期待している。中国の都市のビジネス観光開発の経験を学び、リベリアの経済成長を推し進め、社会と調和のとれた団結を促進したい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月24日