2020年1月1日0時、長江流域の重点水域でカテゴリ別、段階ごとの禁漁が実施された。重慶市江津区石蟆鎮の中壩島で暮らす趙沢倫さんは漁民生活に別れを告げ、島に戻って陸での新生活をスタートさせた。
幼い頃から漁船で育った趙沢倫さんは、30年近い漁民生涯で長江の漁業の発展から衰退、魚類の減少を経験した。2018年末、江津区の中壩島一帯は禁漁を開始し、趙沢倫さんは陸でのモデル転換について考え始めた。ここ2年で、野菜やサトウキビの栽培、アグリテイメント経営などの以前の副業は一家を養う主な収入源になっていった。陸での新生活は困難もあるが、漁民でねばり強さを培った趙沢倫さんは常に前を向いている。長江の生態改善に伴い、中壩島の田園風景は多くの観光客を引きつけている。趙沢倫さんは、青山緑水を金山銀山に帰るという希望の道を歩み、故郷である島の道が広くなれば、発展のチャンスも増えると考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月9日