1月9日、栄成市のオオハクチョウ国家級自然保護区にいるオオハクチョウ(ドローンで撮影)
毎年10月から翌年3月にかけて、オオハクチョウの群れがシベリアなどから「中国オオハクチョウの里」と称される山東省栄成市に飛来し、冬を越す。栄成市は山東半島の最東端に位置し、3面を海に囲まれ、独特な立地はオオハクチョウの越冬に優れた自然条件を与えている。オオハクチョウの生息環境を保護するため、栄成市は1985年にオオハクチョウ自然保護区を設立し、2007年4月に国務院から国家級自然保護区に認定された。保護区には保護センター、疫源疫病観測センター、白鳥の湖、煙墩角の2つの保護管理ステーションがある。
2012年以降、栄成市は湿地の生態を改善するため、シルト除去、堤防撤去、砂堤浸食整備、アマモ修復などのプロジェクトを実施している。黄海の浜の栄成市は中国の重要なオオハクチョウ越冬地になり、人と自然が共存する都市の生態を形成した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月14日