国家医療保障局の発表によると、新型コロナウイルス肺炎などが確認された患者を対象に、特別清算制度が実施される。
情報によると、党中央及び国務院の決定・手配に基づき、国家医療保障局は新型コロナウイルス肺炎の治療保障活動の専門的な研究を行った。湖北省などの医療保障部門への指導をさらに強化することを決定し、全国医療保障システムに対して「2つの確保」に基づき治療保障を徹底するよう求めた。速やかな治療の妨げになる患者の費用問題を解消し、指定医療機関の治療が医療保険総額予算管理規定による影響を受けないようにする。
国家医療保障局の責任者によると、新型コロナウイルス肺炎などが確認された患者を対象とする、具体的な特別清算制度は次の通り。(1)国家衛生健康委員会の「新型コロナウイルス肺炎診療プラン」に含まれる薬品及び医療サービス項目のすべてを、医療保険基金の支払い範囲内に一時的に収める。(2)患者の速やかな費用立て替えを保証し、特に医療救助資金の最低限保証の力を発揮し、病院にかかる患者の懸念を解消する。他省で病院にかかる患者については、先に治療を行ってから清算し、他省における自己負担率引き上げの規定の適用対象外とすることで、患者の流動に伴う感染リスクを減らす。(3)集中収容・治療を行う病院について、医療保障部門は資金を前払いすることで病院の立て替えの圧力を減らせる。患者の医療費を病院総額予算抑制指標内に盛り込まない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月22日