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japanese.china.org.cn |23. 01. 2020

新疆・野狼谷の裕福な生活への道

タグ: 新春 新疆

新年の挨拶動画を撮影する楊潔さん 


  

 野狼谷は新疆ウイグル自治区吉木薩爾県の車師古道風景区にある。車師古道風景区は古道ハイキングやオオカミ見物などの観光体験を一体とした吉木薩爾県の主要観光地であり、宿泊や飲食などの発展を促し、現地牧畜民の収入増加と貧困脱却を加速化した。付近のカザフ族住民の哈及提さんは、以前はジャガイモ栽培で生計を立て、収入は少なかった。彼は野狼谷で標準語を学び多くの技能を身につけ、現在は左官と木工の仕事をしている。彼は原木を工芸品の半製品にし、野狼谷を訪れた子供たちはここで手作り体験をし、自分で手作りした作品を持ち帰ることができる。


   野狼谷の管理人の楊潔さんによると、ここは周辺の牧畜民の就職を解決しただけでなく、農業副産物の販売も後押し、牧畜民の収入を大幅に増やした。先日行われた野狼谷正月用品祭で、周辺の牧畜民が作ったチーズ、ジャガイモ春雨、地鶏などの農業副産物の1日の売上高は30万元に達した。   


 この日、楊潔さんはショートムービーを撮影し、各大手サイトで野狼谷のファンに新年の挨拶をした。楊潔さんによると、彼らは今日頭条、ビリビリ動画、西瓜視頻などのサイトにアカウントを持ち、動画をほぼ毎日撮影し、毎週金曜か土曜には動画中継も行っている。彼らの中継のファンである孫超さんは新疆出身で、現在は広州で国際貿易に従事している。オオカミを見たことがなかった新疆人の彼は、携帯電話を通してオオカミを見るだけでは満足せず、広州からはるばるここを訪れてオオカミと触れ合った。 


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月23日

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