世界保健機関(WHO)は3日、新型コロナウイルス関連肺炎について最新の回答を発表し、正しいマスクの着け方などの専門家の意見を公表した。
WHOの最新の回答によると、マスクを着けることで呼吸器疾患の伝染を予防できるが、ある状況では「偽りの安心感」が生じ、その他の重要な予防措置を怠ることにつながる。
これについて、WHOは、マスクを着けるだけでは予防できず、正しい手洗い、他人と1メートル以上の距離をとるなどの措置も合わせる必要があると強調した。そのほか、マスクを合理的に使用し、不必要な資源の浪費や間違った使い方を避ける必要もあるという。
WHOは、マスクを正しく使用・処理し、間違った方法によるウイルス伝染リスクの増加を有効的に避けなければいけないと促した。
WHOが紹介したマスクの正しい使用・処理方法は以下の通り
1、マスクを着ける前にアルコールを含むハンドソープまたは石鹸で手を洗う。
2、マスクで口と鼻をしっかりと覆い、顔とマスクの縁に極力隙間ができないようにする。
3、マスクの表面に触れない。触れなければいけない場合は、アルコールを含むハンドソープまたは石鹸で手を洗ってから触れる。
4、マスクが湿っぽくなったらすぐに取り替える。
5、使い捨てマスクを何度も使用しない。
6、マスクを着け外す際は両端の紐を持ち、マスクの前部に直接触れない。
7、マスクを外したら密閉式のごみ箱に捨て、アルコールを含むハンドソープまたは石鹸で手を洗う。
8、予防の効果を高めるためにマスクを重ね着けする必要はない。
9、どのような状況においても布製のマスクを使用することは推奨しない(コットンまたはガーゼのマスク)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月5日