在宅で自主的に隔離を行う人々が娯楽と時間つぶしを求めるなか、オンラインゲームや短編動画アプリは、中国の新型コロナウイルスの感染拡大における数少ない「受益者」の一つになっている。数百万件のアクセス・ダウンロードを記録している。ロイター通信が4日、伝えた。
この変化は店内でビジネスを行う習慣を持つ企業を引きつけている。米自動車メーカーのテスラは最近、ネット上での自社製品販売に力を入れている。
伝統的な春節連休中、中国人は外出し旅行するか、家族や友人と集まるのが一般的だ。しかし新型ウイルスの感染拡大への懸念から、多くの人が計画を延期・キャンセルした。
山東省の中学校教員の盧章さん(音訳)は、今回の連休について「仕事のある日は毎日スマホを3時間しか利用しないが、春節連休中は少なくとも8時間は利用した。暇だったからだ」と述べた。
同じくヘルスケア・フィットネスアプリが好評を博している。
バーンスタイン・リサーチのアナリストは3日の報告書の中で、「すべての製品とサービスがオンラインに移り変わるなか、中国のIT及び物流企業はある程度の保護を受けている。ウイルスの感染拡大から大きな影響を受けていない」と記した。
テスラは昨年12月、20億ドルを投資した上海工場で生産された自動車の交付を開始した。同社は毎日、動画アプリ「TikTok」を使ったライブコマースを強化し、自動車の魅力をPRしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月7日