「こんにちは、通行証を見せてください。体温測定にご協力ください」。北京市東城区安定門街道花園住宅の車輦店胡同入り口の感染症抑制当直所で、44歳のボランティアの張建国さんは胡同を出入りする歩行者の体温測定を行い、大学1年生の息子の張洪赫さんもここで一緒にボランティア活動を行なっている。数十メートル離れた柴棒胡同入り口では、張建国さんの妻の代海俠さんが通行者の記帳と体温測定を行い、家族3人ともが住宅地の感染症抑制ボランティアに従事している。
新型コロナウイルス肺炎の流行後、張建国さんは自分が住む安定門街道花園住宅が感染症抑制のボランティアスタッフを募集していることを知り、すぐに応募した。1月29日から、張建国さんは住宅地の地方から戻った人の記帳所と胡同入り口の検査所で、地方から北京に戻った人と胡同を出入りする人の検査・記録作業を行っている。張建国さんの影響を受け、息子の張洪赫さんもオンライン授業の合間にボランティア活動を始めた。妻の代海俠さんは安定門街道ネットワーク管理サービスセンターのスタッフで、休みを利用して住宅地の感染症抑制ボランティアをしている。張建国さんは、「ここで20年以上生活しており、ここは私たちの家。現在、家は助けを必要としている。私は党員として、感染症の抑制に貢献しなければいけない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月28日