54歳の韋日山さんは鹿寨県鹿寨鎮角塘村の出身で、30年以上にわたり出稼ぎ労働をしていた。4年前、彼は妻とともに故郷に戻り、20ムーのミカン園とザボン園を経営している。
組写真:左は果樹園で撮った韋日山さん(左)と妻の鄭文英さんの写真、右上は新居を建てる韋日山さん、右中央は果樹園で収穫作業をする韋日山さん(左)と妻の鄭文英さん、右下は建設中の韋日山さん宅(3月8日)
広西チワン族自治区柳州市鹿寨県の人口約40万人のうち、約9万人が長期にわたり出稼ぎ労働をしている。近年、「工業強県」戦略の実施と貧困対策、農村振興の推進に伴い、鹿寨県の経済は急成長し、農村経済は活性化し、多くの人が故郷に戻り発展のチャンスを探っている。地元政府は出稼ぎ労働者起業パークを建設し、故郷に戻った人の起業に政策支援を提供し、多くの措置で人材を引き留めている。
出稼ぎ労働から鹿寨県に戻って起業した人は約1万3000人で、企業、飲食店、合作社など実体経済6000社以上を起業し、約3万人の雇用を創出した。出稼ぎ労働者の故郷での起業ブームは農村経済の活性化に新たな活力を注いだだけでなく、貧困者にも近所での就職のチャンスを与えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月12日