「新型コロナウイルス肺炎の最新研究:A型がかかりやすい」という文章が18日、ネット上で注目を集めた。
南方科技大学、上海交通大学、武漢中南病院、武漢金銀潭病院など8機関の最新研究によると、血液型(A、B、O、AB)と新型コロナウイルスの感染のしやすさの間には関連性がある。これは同分野の初の研究となった。具体的に見ると、O型はかかりにくく低リスクであるという。A型はかかりやすく高リスク。この研究論文「Relationship between the ABO Blood Group and the COVID-19 Susceptibility」は現地時間17日、医学分野のプレプリントサービス「medRxiv」に掲載された。今のところ同業者からの評議を受けていない。
南方医科大学3級生物安全実験室の趙衛主任は、科技日報のインタビューに応じた際に「この研究は主に臨床疫学統計データの結果に基づいている。科学的であるか否かについては、さらに大規模な調査が必要だ。特にO型の自然抗ウイルスメカニズムの研究によって確認するべきだ」と述べた。
趙氏は「新型コロナウイルスは現在、主に呼吸器に感染する。ウイルス血症水準は相対的に低く、持続する時間が短い。血液型が症状の変化にどの程度影響を及ぼすかについては、さらに丁寧な研究を行うことで、感染対策における意義を明確にするべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月19日