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発信時間：2020-03-30 14:05:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　「世界で心を一つにし感染症と戦う」をテーマとする第2回新型コロナウイルス肺炎各分野フォーラムが29日午後3時、オンラインビデオ会議形式で開催された。張文宏氏、李蘭娟氏ら国内外の重要専門家が集まり、世界の新型コロナウイルスの感染状況の動向、各国（各地域）の感染対策プランについて深く分析した。

　人工肝臓の血液浄化、重症治療に効果を発揮

　中国工程院院士の李蘭娟氏はフォーラムで、中国の重症患者の治療経験を紹介した。李氏によると、その重点は重症・重篤患者の詳しい観察で、主に患者のサイトカインと炎症を観察する。これらに変化が生じれば往々にして病変の蔓延を意味し、重症化しやすいという。

　李氏は「今回の肺炎に関する研究で、早期（1週目、2週目）にサイトカインの増加が始まり、サイトカインストームが存在することが分かっている。このサイトカインストームは疾病の深刻さと関連している。サイトカインストームが発生した患者は重症から重篤に転じる可能性がある」と説明した。

　李氏は「サイトカインストームはCOVID-19の重症化の重要な要素だ。人工肝臓による血液浄化療法は炎症メディエーターを取り除き、サイトカインストームを遮り、重症患者の重篤化を防ぐ。重症・重篤患者の治療の成功率を大幅に高める」と話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年3月30日

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