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japanese.china.org.cn |02. 04. 2020

武漢火神山医院を後方で守る整備士

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3月31日、武漢火神山医院の外で勤務時に着用する防護服に着替える尹典さん

  

 尹典さんは武漢市で生まれ育ち、1980年代生まれの中建三局の従業員である。旧暦の大晦日の朝、自宅にいた彼は武漢火神山医院の建設任務を受け、すぐに現場に駆けつけた。彼は同院の建設技術チームと給排水チームに参加した。

 

 火神山医院の引き渡し後、医師と患者が病院に入った。病院を正常に運営するには整備士の後方支援が必要である。2月3日、尹典さんは10日連続で勤務した後、すぐに中建三局二公司機械電力整備チームの責任者に任命され、5人の管理者と6人の従業員とともに同院の4つの病棟の機械電力整備を担当した。

 

 火神山医院で最も重要な機械電力システムの整備は以下の2つである。1つは、病棟の負圧システム。負圧病室の負圧機能が失われると、ウイルスが病室から全病棟、さらには周囲に拡散し、医療スタッフやその他の人が感染するリスクが高まる。もう1つは、電力システム。故障し停電すると、病室の呼吸器などの治療設備、照明設備、消毒設備などがすぐに停止し、その影響は計り知れないものになる。

 

 そのため、整備士は病院で24時間待機し、任務があればすぐに現場に駆けつけて故障を対処する必要がある。尹典さんは、「火神山医院の整備チームに明日という言葉はない。どんな問題もすぐに処理する必要がある。明日まで残せば、本当に明日はないかもしれない」と述べた。そのほか、彼らは毎日、電力設備が正常に作動しているかどうかを巡回点検し、負圧病室とつながる排風ダクトの安定性、漏出の有無、故障を確認している。

 

 火神山医院の整備士は病室に入って作業するため、普通の整備士と比べてリスクがかなり高い。しかし、彼らは困難を克服し、防護対策をしっかりして整備任務を全うしている。

 

 尹典さんの最大の望みは、火神山医院の医療スタッフが安全に治療任務を終えてここを離れることである。「火神山医院の最後の患者が離れたら、自分の整備作業も終了したことになる」と尹典さんは話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月2日

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