4月1日、牧畜区の家の前で両親の羊の世話の手伝いをする策耿さん
今年9歳の策耿さんは、内蒙古自治区阿拉善左旗の蒙古族学校に通う4年生である。
感染症予防により、策耿さんの両親が雇っていた他の省の羊飼いが戻ってくることができず、一家は阿拉善左旗烏力吉蘇木温都爾毛道嘎査の牧畜区に戻って羊の群れの世話をしている。策耿さんは両親の手伝いをしながら、オンライン授業で勉強している。
策耿さんがしっかりと授業を受けられるように、天気が悪い時は両親が車で自分の牧場まで連れて行き、電波を探す。初春のゴビはまだ寒く、屋外でオンライン授業を受けるのは耐えられないため、両親が車の中でオンライン授業に付き添っている。
策耿さんがオンライン授業を受けながら蒙古族の詩歌を朗読し、新しい漢字を学ぶ様子を見て、両親は安心している。
自然環境が悪くても、策耿さんは授業を毎回受けている。「自分の一番の夢は医者になること。二番目の夢は舞踏家になること」と彼女は話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月3日