海依那爾さんは2018年から民宿を経営し、自宅の庭に5張のゲルを建て、観光シーズンはほぼ毎日満客となる。
カザフ族は「馬の背の上の民族」と称される。遊牧時代、ゲルは分解と組立が簡単なため、カザフ族遊牧民の「移動する家」だった。近年、新疆の遊牧民定住プロジェクトの実施に伴い、多くの遊牧民が定住地に住み、ゲルは「変身」を遂げていった。新源県の多くの遊牧民定住地では、多くの住民が自宅の庭にゲルを残し、民宿を経営して観光収入を増やしている。今では、ゲルはカザフ族の文化遺産になり、現地の民俗体験ができる大きな見所にもなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月7日