秦嶺は中国中部に東西に横たわる山脈で、中国地理の重要な南北境界線である。生態障壁である秦嶺山脈は気候調整、気候風土維持、水源のかん養、生物多様性の維持など多くの機能を発揮している。また、中国の「生物遺伝子バンク」とも称され、地域内の陸上に野生動物580種以上が生息している。「秦嶺四宝」と称されるパンダ、トキ、ターキン、キンシコウの4種の貴重動物もおり、その個体群と生息地の面積は増加し続けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月24日