カナダの中国出身パンダ、感染症の影響で予定より3年早く帰国へ

カナダの中国出身パンダ、感染症の影響で予定より3年早く帰国へ。

タグ:中国出身パンダ

発信時間:2020-05-13 13:32:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 カナダのカルガリー動物園は現地時間5月12日、新型コロナウイルス感染症の影響で、中国からレンタルしたパンダの「大毛(ダーマオ)」と「二順(アルシュン)」が予定より早くカナダを離れることになったと発表した。


 同園はパンダの帰国時期を公表していないが、予定より3年近く早い帰国となる。


 同園によると、過去2カ月、感染症による輸送業への影響で、パンダが食べる竹の供給ラインが途絶えた。国際線が大幅に減便され、竹の輸送が困難になり、質にも影響が出た。園側は努力を続けたが、関連の変数と影響は園の許容範囲を超え、さらに第二波の感染症リスクもあり、竹のサプライチェーンへの試練は続くと認識した。


 カルガリー動物園の総裁兼CEOのクレメント・ランティエ氏は、「パンダにとって、最も安全な場所は竹が豊富にあり手に入りやすい場所だ」と述べ、同園は非常に困難な決定を下す結果となった。


 成都出身のパンダ「大毛」と「二順」は2013年3月にカナダに渡り、10年生活する予定だった。2頭はトロントで5年生活し、「二順」は人工授精で2015年10月13日にオスとメスの双子「加盼盼(CanadianHope)」と「加悦悦(CanadianJoy)」を出産した。これはカナダで繁殖に成功した最初のパンダである。2018年3月、4頭はカルガリーに引っ越し、動物園の訪問者は記録的な増加となった。「大毛」と「二順」はカルガリーで2023年まで生活する予定だった。


 カルガリー動物園は、従業員、ボランティア、支援者、世界各地から訪れる観光客がこのパンダの帰国を惜しむだろうとしている。同園は現地の防疫規制令に基づき臨時休業中であり、園は「ウェブサイトのパンダ動画ページでパンダに別れを告げてもらいたい」とした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月13日

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