中国教育部が12日の記者会見で発表した情報によると、5月11日現在で全国31省(自治区・直轄市を含む)及び新疆生産建設兵団が学校再開の取り組みを開始している。登校再開した学生の数は1億779万2000人で、全体の39%を占めた。
教育部新型コロナ感染対策指導チーム弁公室主任、体育衛生・芸術教育司司長の王登峰氏は記者会見で、「現在登校再開している学生のうち、中学高校は5636万1000人、小学校は4384万4000人、幼稚園は468万人、高等学校は290万7000人となっている」と述べた。
教育部は、全国で登校再開する学生は5月末に1億5000万人から2億人にのぼると予想している。王氏は「徐々に授業が再開されるにつれ、感染対策の危険要素もより複雑で変化が激しくなる。そのため引き続き厳格な感染対策を維持する必要がある」とし、次のように述べた。
教育部は学校再開プランを細分化・量化し、最大限の学校再開、最も厳しい基準の感染対策の実現に取り組む。学校再開と感染対策を細分化し、教職員と学生の健康状況日常報告制度、欠席・欠勤の追跡制度を早期構築・改善する。条件の保障を強化し、防疫物資を十分に確保し、速やかに対応し、訓練を強化し、配慮と支援を徹底する。海外からの帰国者、退院患者、無症状感染者、高リスク地域人員などの正確な分類を行い、学校再開後に校内に入る全員の健康を保証する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月13日