21日に撮影された「捅山工」の作業現場(ドローンで撮影)。
太行山の奥深くにある中国鉄路鄭州局集団有限公司の月山作業区間には、「捅山工」(「捅」は突き刺すの意)と呼ばれる人々がいる。毎年増水期になる前、彼らは山の検査と整理を行う。断崖絶壁の間を行き来し、手中のたがねを使い、鉄道運行の安全を脅かす危険な岩を取り除く。
月山作業区間が管轄する太焦鉄道(太原から焦作)は、山西省の石炭を外部に輸送する重要ルートで、その100キロ以上が河南省・山西省の境界にある太行大峡谷を貫く。現地は山と谷が多く、橋とトンネルがつながり、複雑な地形をしている。
太焦鉄道は7−9時に列車が通らない。これは山をめぐり作業をする貴重な時間になる。その時間より先に山奥の作業エリアに到着し準備を整えるため、「捅山工」は5時に起床する。大鎚、たがね、てこ、ロープなどの道具を持ち、山を越え谷を越えで作業エリアに到着する。山頂につくと彼らは杭を打ちロープを結び、ゆっくりと垂直に下り危険な岩を取り除く。
列車の安全運行を保証するため、月山作業区間は毎年、山の100カ所以上の検査を行う。岩を30回以上取り除く。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月22日