社会>
japanese.china.org.cn |27. 05. 2020

黄河付近で大型古墳群が見つかる 2000点以上の文物出土

タグ: 大型古墳群 文物

(图文互动)(1)黄河边发现大型古墓群 出土文物2000余件

    河南省三門峡市文物考古研究所が明かした情報によると、同研究所の文物考古作業員が黄河のほとりに大型古墳群を発見した。複数の時期の600基以上の墓があり、2000点以上の文物が出土した。

 

    三門峡市文物考古研究所の鄭立超所長によると、この古墳群は三門峡市湖濱区後川村、黄河の北約500メートル地点に位置する。2017年10月から、研究所はバラック改造プロジェクトに協力し、ここで3回の考古調査発掘を実施し、3万7600平方メートルを調査し、複数の時期の墓600基以上を発見した。秦漢、唐宋、明清時期の墓が多く、中でも秦漢時期のものは300基近くある。

 

    文物考古作業員はこれまでに602基の墓を発掘し、陶器、銅器、鉄器、金銀玉器、磁器、石器、骨角器など各種の器物2000点(枚)以上が出土し、鵝首曲頸壺、玉製の剣、玉をはめ込んだ銅製の留め金、銘文の入った銅器などの形が独特で美しく、歴史的価値と芸術的価値がある珍しい副葬品も多く見つかった。秦漢時期の副葬品には「陝亭」や「陝市」の印章があり、唐宋金元時期の墓誌には陝州に関する記載がある。

 

    専門家は、これらの墓が秩序よく並んでいることから、同時期の墓に敵対関係はほとんど見られないとしている。墓群は陝州古城から近く、歴代の陝州城の墓集中エリアと考えられる。また、この大型古墳群の発見と発掘は、政治中心地の移転に伴い、栄えていた三門峡地区が徐々に衰退していったことを示す。多くの秦人墓葬と前漢墓葬の発掘は、三門峡地区の墓葬の変化を知る貴重な資料になる。


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月27日

1   2   3   4   5   >