6月26日は「国際麻薬乱用撲滅デー」です。各地では、市民に麻薬関連の知識を伝え、麻薬の乱用防止、拒絶、禁止の意識を高めるため、様々な取り組みが行われています。
山西省太原市では、麻薬乱用禁止に関する教育基地がこのほど竣工し、市民に無料開放されています。基地ではVR技術などを通じて、見学者に麻薬の危険性を啓発しています。
また、一部の都市では、デリバリーの配達員が麻薬乱用取り締まりの知識を伝えるボランティアとなり、宅配と合わせて麻薬取締まりの知識が書かれたチラシも市民に配っています。
国家移民管理局の発表によりますと、今年1月から5月までに、全国では麻薬関連の事件が829件摘発され、麻薬4792キロを押収したということです。
また、中国とラオス、ミャンマー、タイの4カ国による「第94回メコン川合同法執行活動」がこのほど始まりました。4カ国は2011年以降、共同で麻薬事件を7件摘発し、麻薬4585.39キロを押収して9人を逮捕しました。この取り組みはメコン川流域での麻薬犯罪活動に大きな打撃を与えています。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月27日