長江中・上流の大雨の影響を受け、三峡ダムに入る水量が増え続けている。近日中に発生しうる洪水に備え容量を確保するため、三峡水利中枢プロジェクトは29日午前に2カ所の余水路を開き、放流を拡大した。三峡水利中枢プロジェクトにとって今年初の洪水調節の放流となった。
三峡ダムへの流入量は28日午後2時に毎秒4万立方メートルと、27日午後2時の2倍に達した。今回の流入に対応するため、長江洪水・日照り対策総指揮部は三峡ダムの放水量を1日平均で毎秒3万5000立方メートルに拡大するよう求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月30日