塩鍋峡ダムが21日、放流を行った。
降雨の影響を受け、黄河・蘭州流域より上流から来る水が持続的に増加している。黄河蘭州水文ステーションの20日午後8時42分の流量は3000立方メートル毎秒にのぼり、黄河の今年2回目となる洪水が発生した。黄河水利委員会は洪水・干ばつ災害防御Ⅳ級警戒態勢に入った。黄河蘭州水文ステーションの洪水ピーク時(21日午前8時)の流量は3320立方メートル毎秒にのぼり、警戒水位を超えた。
安全に増水期を乗り切るため、劉家峡ダム、龍羊峡ダム、塩鍋峡ダムなどの複数のダムが黄河洪水・干ばつ対策指揮部の要求に基づき、放水量を拡大した。甘粛省水利庁は再び、黄河流域の甘南、臨夏、蘭州、白銀の4市・州及び関連ダムに対して、次の内容の緊急通知を出した。気象状況と雨量の変化を注視し、ダムの洪水対策施設の検査、河川の見回りと防御、水関連の安全管理などの作業を全面的に強化し、黄河の洪水対策を全力で徹底する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月22日