イギリスの防疫新戦術 ダイエット

イギリスの防疫新戦術 ダイエット。 イギリス政府は7月27日、「健康改善」イベントをスタートし、肥満問題の新たな戦略を発表した…

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発信時間:2020-07-28 10:56:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   イギリス政府は7月27日、「健康改善」イベントをスタートし、肥満問題の新たな戦略を発表した。ジャンクフードの販売を制限し、健康的なライフスタイルを宣伝し、国民の体力を向上させ、新型コロナに打ち勝つことが狙い。

 

「時限爆弾」が新型コロナと出会う

 

   イギリス衛生部の7月27日の発表によると、肥満はイギリスが直面している「最大の健康危機の1つ」で、新型コロナ禍で、この「時限爆弾」の処理の緊迫性が際立っている。


   イギリスの成年の60%以上、10歳から11歳までの子供の約3分の1が肥満で、肥満が引き起こす疫病によるイギリス公共医療システムへの負担は年間約60億ポンドに上る。


   イギリス公共衛生局の7月25日の発表によると、肥満の人が新型コロナを感染すると、重症あるいは死亡のリスクが普通の人より40%から90%高い。イギリス衛生部によると、新型コロナはイギリスの肥満問題に警鐘を鳴らした。


  「痩せることは難しいが、少しの変えるだけで健康になれる」。イギリスのボリス・ジョンソン首相は7月27日、「みんなが行動すれば、健康リスクは減り、新型コロナを防ぎ止め、国民保健制度の負担を軽減することができる」と話した。


   ボリス・ジョンソン首相は3月下旬に新型コロナに感染し、集中治療室(ICU)で治療を受けた。彼は体重が病体悪化の要因の1つと考え、回復後にダイエットを始め、国民にダイエットを呼びかけた。


   ボリス・ジョンソン首相は7月25日、「約6キロの減量した。ダイエットは新型コロナのリスクを減らす方式の一つ」だと述べた。


「口をおさえ,足を踏み出す」


   イギリス政府が7月27日に発表した規定は、高脂肪、高糖質、高塩分食品の広告を制限し、テレビあるいはネットでのこのような食品の広告を夜9時前まで禁止し、未成年への影響を減らすとした。政府は、「三高」食品のネット広告の全日禁止を検討中。


   テレビとネットのほかに、イギリス政府は飲食店の入り口やレジなどの目立つ位置に「三高」食品と飲み物の宣伝を掲示することを禁止し、値下販売を規制し、店に健康食品の販売を促した。


   イギリス衛生部によると、欧州諸国の中でイギリス人は食品の販促に最も熱心で、2018年のある調査によると、飲食店の目立つ位置に掲示された商品広告のうち、糖類食品と飲料は40%以上を占め、健康食品はわずか1%だった。


   新規定は、従業員250人以上のレストラン、カフェおよび出前店に販売する食品のカロリー表示を求めた。政府は酒類にも同規定を適用する方針。


   国民の「口をおさえる」と同時に、政府は公共衛生システムでの体重管理サービスを強化し、医療関係者に肥満者のダイエットサポートを行い、自転車に乗るなどの「運動プラン」を提供するよう促した。


   イギリス公共衛生局の栄養士は、「体重は飲食構造と運動と関係している。肥満と戦う際、公平な方法で誰もが健康を選択し、必要とする人が支援を受けられる体制作りが重要」だと話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月28日


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