新発地のクラスター、感染源の最新の結論が明らかに

新発地のクラスター、感染源の最新の結論が明らかに。

タグ:新発地のクラスター

発信時間:2020-10-28 11:23:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 清華大学、北京市疾病予防管理センター、中国医学科学院病原生物学研究所、北京大学、中国科学院北京ゲノム研究所は23日、「National Science Review」に論文を掲載した。関連する感染者、環境及び食品などの検体の核酸配列とウイルスゲノム配列を分析し、全面的な疫学調査及びビッグデータ解析と結びつけた。研究者は、6月に新発地市場で発生したクラスターの感染源が、域外の流行地域から輸入された冷凍食品の可能性が極めて高いとした。また冷凍輸送が新型コロナウイルスの新たな感染経路になる可能性を示した。


 新発地市場のクラスターにおける感染者と環境の検体から得られたウイルスゲノム配列の分析によると、その配列には明らかな変異の特徴があり、中国でそれまで見つかっていた現地及び輸入の感染者といずれも異なっていた。新型コロナウイルスゲノム配列データバンクとの比較対照により、「C6026T」変異ポイントの他に7つの変異ポイントを持つウイルスが、主に欧州に存在することが分かった。これらの結果は、今回のクラスターのウイルスが、単一的な新規域外輸入であることをさらに裏付けた。


 魚から生きたウイルスを分離できなかったことから、魚のウイルスに活力があることが証明されなかった。しかし高品質ウイルスゲノム配列の特徴の分析と疫学調査を結びつけることで、域外の流行地域から輸入された冷凍食品が、今回の新発地市場におけるクラスターの感染源である可能性が極めて高いことが分かる。


 論文掲載の過程において、中国疾病予防管理センターが青島の冷凍食品から新型コロナウイルスを分離したと報告し、冷凍食品が新型コロナウイルスの重要な感染経路である可能性をさらに裏付けた。研究は北京新発地市場のクラスターの感染源の解明に向け重要な証拠を提供し、常態化感染対策の改善に重要な根拠を提供した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月28日

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