8848.86メートルというチョモランマの最新の「身長」が8日に発表された。しかも身長はまだ伸びているという。
世界標高基準に基づくチョモランマの最新の雪面標高が8日発表されると、直ちにネットユーザーの議論を巻き起こした。チョモランマはどのぐらい高いのだろうか。この質問について、多くの中国人は無意識的に「8848.13」「8844.43」という2つの数字を直接口にするだろう。この数字は今日さらに上がり、「8848.86」に達した。
15年ぶりのチョモランマ標高再測量
中国の測量隊員は1975年に初めて測量標識をチョモランマの山頂にもたらし、8848.13メートルという標高を測量した。中国の測量隊員は2005年に再び登頂し、チョモランマの8844.43メートルという「正味の身長」を更新した。今年5月27日には中国の測量隊員が15年ぶりにチョモランマの登頂を果たし、標高測量の最新のデータを入手した。
自然資源部大地測量データ処理センターの郭春喜主任は、記者に「チョモランマ標高測量は厳密な科学観測プロジェクトだ。衛星リモートセンシング画像などの新技術・新手段を採用し測量しても、大まかなデータを入手できるが、データが単一的で、その他のデータと比較検証できない。そのため中国はチョモランマ測量で通常、人が登頂し測量するという伝統的な測量方法と、衛星リモートセンシング測量などの新型測量技術を結びつけた手段を選択する。これによりチョモランマ標高測量データをより正確にする」と話した。
郭氏は「ネパールで2015年4月、M8.1の大地震が発生した。この大地震がチョモランマの標高に影響を及ぼすかが国際的に注目された。またチョモランマでも常に長期的及び無作為的な変化が生じ続けており、速やかに関連データを更新する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月9日