新疆ウイグル自治区　不毛の砂漠地帯に生命の息吹をもたらすコトカケヤナギ

    新疆維吾爾（ウイグル）自治区巴音郭楞（バインゴリン）蒙古自治州輪台（ブグル）県の塔里木（タリム）コトカケヤナギ林国家森林公園では、辺り一帯に群生するコトカケヤナギをはじめとして、タリム川やタクラマカン砂漠、湿地、古道、広漠とした草原が一体となった景観を楽しめる。この地は世界で最も長い歴史を持ち、面積が広く、保存状態が良好で、自然の状態を保ったコトカケヤナギ林保護区であり、四季ごとに異なる彩りを見せるコトカケヤナギ林は数多くの観光客を引き寄せている。

   コトカケヤナギは乾燥に強く、耐塩性および耐アルカリ性の特質を持ち、砂防林にもなる。世界のほとんどのコトカケヤナギは中国に自生しており、そのうち90％以上が新疆ウイグル自治区のタリム川流域に集中している。

タリムコトカケヤナギ林国家森林公園の中を流れる中国で一番長い内陸河川であるタリム川