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japanese.china.org.cn |16. 01. 2021

馬から車へ、西蔵の新車登録台数が1日166台に

タグ: チベット 新車登録台数


2019年10月28日、1台の車がニンティの多布特大橋を通過した(ドローンで撮影)。


 「今やほとんどの家にバイクや自動車があり、馬で遠くに移動する人はいなくなった」ガリ地区札達県薩譲村の村人である曲吉桑姆さんは、物心つくころから乗馬を覚えた。しかし村に道路ができると、彼女の父は馬を手放すことを決めた。曲吉桑姆さんは数年前に運転免許を取得し、村で初めての車を運転できるチベット族の女性になった。


 西蔵(チベット)の一般家庭への自動車の進出が進んでいる。西蔵自治区公安庁公安交通管理局の発表によると、西蔵では昨年、1日平均で166台の新車登録があった。昨年末時点で、西蔵の自動車保有台数は65万6703台、運転手は61万3682人にのぼっている。


 今やラサ〜ニンティ、ラサ〜ナクチュ、ツェタン〜ゴンカルなどの高等級道路が開通し、多くの農村道路の改築・拡張が行われている。西蔵全区の道路の総延長は11万6700キロにのぼっている。


 ラサ市自動車管理所の黄金竜副所長は「現在のラサの人口が55万人であるため、ほぼ2人に1人が1台の自動車を保有している計算になる。一般人の所得水準の急上昇が、自動車保有台数の増加の重要な理由だ」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月16日


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