中国の「北極」と呼ばれる黒龍江省漠河市北極村は「オーロラ」で話題になり、毎年多くの観光客がこの小さい村を訪れている。
北極村の観光に夜景は欠かせない。冬は赤提灯と美しい氷提灯と雪が合わさり、夏は色とりどりのライトアップが黒龍江を彩る。
しかし数年前、このような光景は北極村の住民には想像できない「贅沢」で、2007年は生活用電力も保障できない村だった。
村民を裕福にし、大興安嶺林区の奥地にある北極村の観光業発展を推し進めるため、北極村は2007年に国家電網に接続し、村に中国最北の給電所――北極給電所を設立した。呂建生さんと王少亭さんはこの給電所で働くたった2人の従業員である。
北極村の観光産業の発展に伴い、この村の電気使用量は増加し、民宿や観光スポットの電力の安全保障の責任は2人が担っている。
北極村の景色は観光客にとって特別なものだが、ここで働く人々にとっては普通である。今年で、呂建生さんと王少亭さんは共に働いて10年になる。
光は人々の憧れである。夜になると北極村はライトアップされ、「オーロラ」のようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年1月21日