芸能界発の「代理出産」に関する話題がネット上で物議を醸し、広く注目されている。同時に、後の生育に備え卵子を凍結保存する一部の行為についても、白熱した議論が展開されている。それでは中国は卵子凍結保存について、どのような監督管理と規制を行っているのだろうか。
記者の調べによると、国内の卵子凍結保存は現在、主に医学目的となっている。卵子凍結保存を行う医療機関は厳格な医療資格を持たなければならない。申請者の女性も身分証、結婚証明書、国家人口・計画生育法規及び条例が定める生育証明を持つ必要があり、これがなければ病院は申請を受け付けてはならない。
専門家によると、卵子凍結技術の目的を厳しく制限するのは、まず薬物刺激により卵子を取るため感染が発生しやすく、卵巣の機能を損ね、女性の健康を脅かす可能性があるからだ。次に、現在の卵子凍結技術そのものが未成熟で、健康な子供が誕生する確率が相対的に低い。安全性を評価できず、さまざまな社会問題が生じうる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月25日