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japanese.china.org.cn |08. 03. 2021

手話で心中の国歌をうたう障害者=全国政協委員の邰麗華氏

タグ: 障害者

 

 

 全国政協委員の邰麗華氏は中国網のインタビューで、「毎年両会に出席し、国歌が鳴り響くと、私は手話で共に国歌をうたう」と述べた。


 障害者が心中の国歌をうたう


 手話で国歌をうたう、これは邰氏が長年続けてきた習慣だ。邰氏のこの継続に今年、新たな意義が備わった。教育部、国歌語言文字活動委員会、中国障害者連合会が共同発表した「<中華人民共和国国歌>国家共通手話プラン」が今月1日、正式に施行された。聴力障害者を主体とし、国の手話による国歌斉唱を規範的にしたのは今回が初で、聴力障害者の長年に渡る国歌をうたいたいという願いをかなえた。


 障害児の教育保障、「量」の確保から「質」の確保へ


 邰氏は今年の両会に「<特殊教育向上計画(2021-25)>の推進による普通学校における特殊需要学生の『1人1プラン』の系統的な実施に関する提案」をもたらした。障害児の教育の「量」を確保するだけでなく、「質」の向上の確保を目指す。

 

 障害者芸術の発展、心を結ぶ架け橋を構築


 中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は文化建設を高度に重視し、戦略及び全局面の計画を立て設計を施した。2035年までに文化強国を建設し、国民の素養及び社会の文明の程度を新たな高みに引き上げ、国家文化ソフトパワーを大幅に強化することを明確にした。


 障害者芸術団の団長である邰氏は「我々は特殊芸術の種まき機だ。中国の特色ある社会主義は新時代に入っている。社会の主な食い違いはすでに、人民の日増しに拡大するすばらしい生活の需要と不均衡・不十分な発展の間の食い違いに変化している。障害者も豊富な文化・精神生活を非常に期待している」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月7日