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japanese.china.org.cn |27. 05. 2021

廃棄物資循環利用基地で廃列車が生まれ変わる

タグ: 廃棄物資循環利用基地

 


 鉄道設備技術とインフラ設備のグレードアップに伴い、廃棄物資の量が増加している。中国鉄道物資集団の大まかな統計によると、全国の鉄道、都市間軌道交通、地方鉄道専用線システムで年間1万両以上の機関車、貨物車、客車と100万トン以上の廃レール、廃金属などが廃棄処分される。


 わずか1時間ほどで廃棄処分する貨物列車をロボットで自動解体し、農機具や金属部品などの商品に加工する。


 5月26日、安徽省馬鞍山市の鉄道物資循環利用生産基地が運営を開始した。鉄道の廃棄物資はここで生まれ変わることになる。


 記者の調査によると、スマートロボット、産業インターネット、ビッグデータ情報管理技術など、馬鞍山生産基地が自主開発した鉄道廃棄貨物車自動分解生産ラインの処理効率は従来の4倍に、廃レール処理生産ラインの効率は6倍以上に向上した。20項目以上の特許技術のうち多項目が国内の空白を埋め、全ての「廃品」の応用、生産全工程の「可視化」と全寿命周期管理が可能になった。


 年間4000両の機関車、客車、貨物車、12万5000トンの廃レール、5万8000トンの廃金属を廃棄する。鉄道物資循環利用ハイエンドスマート製造産業プロジェクトである馬鞍山生産基地の年間生産規模は21万トンに達する。


 廃レール処理生産ラインでは、作業員が設備を操作してベルトコンベア上の廃レールを検査、修理している。再加工した廃レールは工具や鋳物として再利用される。


 廃客車個性化装飾生産ラインには改造を終えた緑の客車が停まっている。古くなった車両は会議室、テーマレストラン、ホテルの客室などのに生まれ変わる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月27日

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