今年30歳の袁婷博士は中国科学院水生生物研究所を卒業し、現在は水利部中国科学院水工程生態研究所で生態漁業と希少魚類繁殖技術の研究をしている。
広西チワン族自治区桂平市の大藤峡水利ターミナルプロジェクトは珠江流域の重大水利ターミナル。2020年、袁婷氏は珠江流域最大規模の魚類繁殖放流所である大藤峡魚類増殖放流所を訪れ、科学研究チームと共に珠江流域の特徴的な魚種、野生・絶滅危惧・希少魚類の繁殖保護活動を行った。
5月28日、袁婷氏とチームは約1年かけ、珠江流域において経済・科学研究価値を有するサンカクボウとカワアカメの稚魚10万匹の繁殖に初めて成功し、大藤峡水利ターミナル上流の川に放流した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年5月31日