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japanese.china.org.cn |12. 07. 2021

山西省陽城県 山奥のボランティア理容師

タグ: ボランティア理容師

 

 

    中条山で、足が不自由なお年寄りが長年にわたりハサミ、バリカン、散髪用ケープなどの散髪道具を持ち、山西省陽城県の山奥の村で一人暮らしのお年寄りと子供の髪をボランティアで切っている。彼女は栗紅連さん。

  

   1990年、栗紅連さんは交通事故で足に障害が残った。彼女は気力をなくすことなく、自分の散髪技術を生かして床屋を開業した。ある時、栗紅連さんは山奥の一人暮らしのお年寄りは行動が不便なことを知り、ボランティアで散髪しようと思い立った。以後、彼女は不自由な足で陽城県の多くの村に定期的に行き、ボランティアで散髪している。東哄哄村、西哄哄村、仏堂溝村、人参埌村など、地図で探すのに苦労する村を、彼女は故郷のように熟知している。

 

   また、栗紅連さんは自分の床屋で弟子をとり、技術を伝授している。これまでにとった140人の弟子の半分近くが障害者で、彼女は彼らの自立を手助けしたいと考えている。栗紅連さんの障害を持つ弟子のうち3人が散髪技術を生かしてやりたい仕事に就き、12人が彼女のサポートを受けて自分の店を持った。栗紅連さんは、「助けを必要とする人を助けたい。全ての障害者が自分と同じように、自分の面倒を見られるようになるといい」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月12日

 

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