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japanese.china.org.cn |10. 08. 2021

米ドキュメンタリーが中国の「監視」を非難 自身の「作り話」の本性を露呈

タグ: 米国

   米Netfllixは今年1月20日、公式サイトでスパイに関する番組を配信し、技術、ツール、人員などの角度からスパイ戦を紹介した。

 

 米国が大規模に国民と欧州の盟友を監視していることを示す素材はすでに多くあるが、Netfllixは海の向こうの中国がどのように国民を「監視」しているかを「感情的」に伝えた。

 

 しかも、この番組は公式サイトでドキュメンタリーに分類されているが、筆者は「フィーチャー・フィルム」に属すると考えている。

 

 第1回の23分45秒前後で、ナレーションで「中国産の最新鋭のドローン」を詳しく紹介した。中国には多くの先進的な監視システムがあり、彼らは鳥のような形をしたドローンも開発している。このロボットバードは非常にリアルで、周囲の環境と市民を監視する際に本物の鳥と一緒に飛ぶこともできる。中国はこれに「伝書鳩」という名前をつけた。

 

 この段落を見た筆者は、以下の2点を深く疑がった。1つ目は、この素材はNetfllixが自ら撮影したのではなく、ロシアメディアのRTを引用したもので、現場に行かなかったことを意味する。2つ目は、映っているドローンの形は鷹だが、ナレーションでは伝書鳩と紹介しており、中国人は鷹と伝書鳩も区別できないというのか。




 この画面に映っている手がかりをもとに、筆者はスペインのEXPALという会社を探し出した。彼らの紹介によると、同社は「武装部隊の現実と未来の需要に先進技術ソリューションを提供する世界防衛・安全会社」であり、言ってしまえば、兵器会社である。

 

 同社のサイトで、筆者は同社が生産するShepherd-MILというドローンの紹介を見つけた。文字だけでなく、動画も使ってドローンの特徴を紹介している。その特徴は、自動離着陸、航続時間1時間、作戦半径20キロメートルなどである。


 


 さらに、筆者は2013年9月15日に中国新聞社に掲載された写真を見つけた。同年9月10日に始まったロンドン国際防衛・安全展示会に関する内容だった。1枚目の写真にはこの「鷹」が写っており、「写真はShepherd-MILドローンを見物する来場者」の文字がある。




 

 また、EXPALの親会社MAXAMグループは、EXPAL社のSHEPHERD-MILは鷹のような形をした自動運転可能な空中静音偵察設備だと紹介している。ここから、同ドローンはEXPAL社が生産したものだとわかる。では、Netfllixはなぜ中国が開発した監視システムだと紹介したのか。




 

 米国は国民の監視や人権侵害をしていることに関して口を閉ざし、様々なでたらめな理由で中国を攻撃している。多くの中国問題において、米国はこのような方法で中国を中傷している。

 

 最近、彼らは新型コロナウイルス発生源の再調査を取り上げているが、「フォート・デトリック」に関しては口を閉ざしている。米国は視線をそらし、国内外の米国への圧力を軽減するために以前と同じやり方をとっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月10日