重慶市渝北区石船鎮はかつて石灰岩鉱区採石場の密集地で、数十の巨大な露天坑道が山中にあり、森林が伐採され耕地が破壊され、地質の危険性が問題となっていた。
生態環境の悪化を受け、地元政府は2012年に銅鑼山採石場を全面閉鎖した。同地は「自然修復を中心とし、人工修復で補う」という理念を貫き、危険の排除、緑化、坑道の水系保護などの生態修復プロジェクトを迅速に展開した。また、道路などのインフラ建設を強化し、銅鑼山鉱山公園を造設した。
多くの村民が観光スポットで観光車の運転手、警備員、清掃員などの仕事に就き、アグリテイメントを開いた村民もいる。観光スポットは人気が上昇し、地元の農産品の販売と農民の収入増加も促した。2021年2月の試験営業開始以降、同園を訪れた観光客は50万人に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月24日