上海のバイオ医薬科学イノベーション企業が自主的に開発・生産した新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に検査できるキットが販売許可を獲得し、来週の生産開始後の1日の生産量は30万人分に達する見込みです。

　これまで、新型コロナとインフルエンザの検査には、通常少なくとも2回の検査が必要でした。この検査キットは、開発当初からインフルエンザと新型コロナのウイルスが互いに妨害し、影響を及ぼさないよう工夫されており、両者の鑑定に便利で効果的な新たなツールとなります。また、この検査キットは新型コロナ検査の感度が前の製品より大幅にアップされたため、誤った判定や検査漏れを大幅に減らすことができるということです。

　新型コロナウイルスの遺伝子配列の変異速度が速く、現在、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタなど多くの変異株が現れています。特にデルタ株の感染速度が非常に速く、最近の感染拡大の主流となりました。中国で間もなく発売されるこの検査キットはこれらウイルス株を有効的に識別できるとのことです。

　「中国国際放送局日本語版」2021年8月29日