北京冬季五輪、初の国際テスト大会が順調に閉幕

北京冬季五輪、初の国際テスト大会が順調に閉幕。

タグ:北京冬季五輪 初の国際テスト大会

発信時間:2021-10-11 15:26:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京冬季五輪の初の国際テスト大会、「北京で会いましょう」スピードスケート中国オープンが10日、国家スピードスケート館(氷のリボン)で閉幕した。テスト大会には中国、オランダ、韓国の選手が出場し、3日で12枚の金メダルが配られた。これは五輪準備に向けた「全要素テスト」だ。

 

 秩序正しい感染対策

 

 安全を保証するため、国家スピードスケート館のチームは現地政府に協力し、競技中の防疫の要求に基づき入境五輪関係者の全フローかつ厳格な閉ループ管理を行った。外からの感染症輸入の防壁を築いた。

 

 感染対策は水際対策から始まる。今回のテスト大会には60人の外国籍人員が参加。うち4人の外国籍製氷作業員は8月27日に入境し、中国の感染対策の要求に基づき集中隔離と健康観測を受けた。国際スケート連盟の職員、海外の審判、韓国及びオランダの選手及び関係者、国際オリンピック委員会の代表者、外国籍技術者などの56人は、冬季五輪組織委員会の関連部門のサポートを受け臨時便で次々と北京に入り、搭乗前の健康観測とPCR検査を終えた。首都国際空港に到着後、専用車でホテルに移り閉ループ管理を受けた。すべての外国籍人員のPCR検査の結果が陰性だった。

 

 テスト大会中、会場チームは専門的な防疫管理部門の指導を受け、会場を「閉ループ内」と「閉ループ外」の2エリアに分け、各リスク等級の人員が各自のエリア内で活動するようにした。例えば選手は閉ループ内で、記者などは閉ループ外。各エリアを重ねず、動線を重ねず、境界を厳しく管理し、人員がエリア外に出ないようにした。

 

 スピードスケート館の会場チームは5日より競技中の各種感染対策を徹底した。閉ループ外人員を対象にPCR検査を2日に1回実施し、閉ループ内人員には毎日実施した。また入境設備・物体の表面及び閉ループ内の環境のサンプリングを行い、消毒や環境検査などの作業を全面的に徹底した。閉ループ外から会場に入る人員には48時間内のPCR検査陰性結果の提示を求めた。さらにボランティアが随時マスク未着用に注意を促した。12回の授賞式も非接触式で、選手が自らメダルを首にかけた。

 

 競技終了後、オメガの技術者5人と国際オリンピック委員会の代表者1人が首都体育館に移動し作業を続けるほか、残りの54人は11日に3便に分かれ北京を離れる。

 

 個人種目で金メダルを4枚獲得したオランダの女子選手は、「冬季五輪の会場で競技でき非常に光栄だ。会場は大きく美しく、とても安全だと感じられる防疫措置だった」と述べた。

 

 気を緩めずスムーズに開催

 

 今回の競技前、外国籍製氷作業員のマーク・マッサー氏は外国籍人員3人と中国側人員8人を率い、わずか10日で会場の製氷作業を終え、かつ選手からのフィードバックに基づき直ちに氷面のコンディションを調整した。上述したオランダの女子選手は、氷面の品質が素晴らしく、満足できる成績を収めたと述べた。

 

 「シンプルで安全ですばらしい」という開催目標を達成するため、国家スピードスケート館の会場チームは競技前に何度も予行演習を行った。競技中、冬季五輪時間・ポイント記録システム、授賞式、氷面投影システム、特殊イルミネーション、ドーピング検査、メディア受け入れといった各種準備が試練を乗り越えた。

 

 その他にも、物流、飲食、登録、交通、大会サービス、言語サービス、市場開発、チケット業務などの関連業務・分野の連携により、高水準のサービス保障の提供を保証した。

 

 北京での生活を振り返り、選手たちは高く評価した。オランダ人選手のバルテスは、すべての人にスピードスケート館を体験してもらいたいと述べ、何度も「個人的には非常に素晴らしかった」と述べた。

 

 女子1500メートル3位の韓国人選手の朴志偶は、SNSに写真を掲載し、韓国の友人と北京の生活を共有したと述べた。「本日はコートに立って試合をしたが、この経験も友人たちと共有する」


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月11日

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