早朝、黒龍江省医院が黒河市に支援した「火眼」移動コンテナ実験室に灯がともり、劉氷さんは仲間とPCR検査を行っている。1997年生まれの劉氷さんは黒龍江省医院が黒河市に支援した「火眼」移動コンテナ実験室の医療チームメンバーである。10月27日に黒河市で感染者が報告された直後に、黒龍江省医院は黒河市に派遣する医療スタッフを集め、劉氷看護師長は電話で「出征」を申し出た。
包装を取り、消毒し、核酸を抽出する。簡単に見えるこれらの作業を劉氷さんは注意深く辛抱強く行う。劉氷さんが所属する医療チームは33人からなり、全員が昼夜兼行で任務を全うしている。劉氷さんにとって、実験室はウイルスと直接「向き合う」場所であり、すべての検体に陽性の可能性があるため、勇気と正確さが必要になる。
黒河市出身の劉氷さんは故郷の大地を踏み、家が自分から近くもあり遠くもあると感じている。彼女は、「自分には今やらなければいけないことがある。今回の帰省は、ウイルスを見つけ出すという1つの目標だけのため」だと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月17日