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japanese.china.org.cn |20. 11. 2021

北京冬季五輪に備え、中国で風洞実験

タグ: 北京冬季五輪

    北京冬季オリンピックまであと70日ほどとなりました。中国では、選手たちが優れた成績を残してもらおうと、姿勢の変化などの影響を風洞実験で分析、検証し、成果を訓練や試合に生かされるよう取り組んでいる研究チームがあります。


 この研究チームは、北京交通大学土木建築工程学院の李波教授が率いるチームです。2018年、李教授の研究チームは中国初のウインタースポーツ用風洞補助訓練システムを開発し、中国初のスポーツ用風洞の建設も行ってきました。このシステムは、試合やレーニングなどにおける風環境への評価にも応用されています。


風洞実験の様子


 ウインタースポーツは主に、空気抵抗と氷雪表面の摩擦力の影響を受けるということで、李教授の研究チームは空気抵抗を引き下げる研究を行っています。これまでの研究データでは空気抵抗が10%下がるにつれ、点数が1%向上できるということがわかりました。


 なお、李教授が率いる風洞実験室チームはこれまでに、冬季オリンピックの15競技、選手367人を対象にテストを行ってきました。このほか、2022年北京冬季オリンピックに向けて、中国国家体育総局と連携して、一連のスポーツ用風洞実験設備群も整備したということです。


   「中国国際放送局日本語版」2021年11月20日