中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は24日、2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックに向け、AIを活用した手話アナウンサーが初登場すると明らかにしました。
今回発表されたのは、中国のインターネット検索大手、百度傘下の百度スマートクラウドが開発したAI手話アナウンサーで、音声識別や自然言語理解などのテクノロジーが搭載されています。わかりやすい手話と自然な動作で手話放送のサービスを提供するということです。
中国には2700万人以上の聴覚障害者がいます。AI手話アナウンサーによる競技情報の提供で、ウインタースポーツをさらに楽しめるようになると期待されています。また、AI手話アナウンサーは冬季五輪閉幕後も、聴覚障害者にニュースやスポーツなどの情報を提供する予定です。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月27日