毎年11月は新疆ウイグル自治区の牧畜区の家畜が冬の移動をする時期である。11月26日、果子溝東側にある三台移動牧畜民補給所はイリ・カザフ自治州霍城県の今年最後の牧畜民と羊を見送った。これにより、新疆の主要牧畜区は今年の冬移動をほぼ終えた。
霍城県の牧畜の移動は密林の果子溝を抜ける。移動をサポートするため、霍城県は2カ所の補給所を設置し、牧畜民に食事と医療サービスを無料で提供している。9日間の冬の移動で、計471世帯1327人の牧畜民と11万9033頭の家畜が移動した。
新疆ウイグル自治区牧畜獣医局の統計によると、2021年、新疆主要牧畜区の越冬家畜は1291万頭で、うち牧業定住地で越冬する家畜は670万頭、冬牧場で越冬する家畜は621万頭となる。11月24日までに、冬牧場に移動する家畜621万頭のうち581万頭が移動を終え、計画の94%に達した。
ここ数年、専用ルートの整備と移動補給所の増設に伴い、牧畜民の移動環境は大幅に改善され、より快適に移動できるようになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月29日