11月29日、貨物船「パランドフスキー」が遼寧省の葫蘆島港に入った。瀋陽税関が管轄する葫蘆島税関の2人の職員は、船が運搬するロシア製の原発設備を現場監督し、中ロ原発協力プロジェクトである徐大堡原発にロシアが提供する最初の大型設備は通関手続きを終えた。設備は数十キロ離れた徐大堡原発の建設現場に輸送後、設置される。
今回輸入された設備は徐大堡原発3号機のコアキャッチャー本体や充填材などの関連設備で、ロシア・サマラ州シズラニ市の重工業機械メーカーが製造。8月末にロシアのサンクトペテルブルク港を出発し、90日かけて約1万3000海里を移動して輸送された。
徐大堡原発は中国東北部で2つ目、中国最北の原子力発電所となる。3号機と4号機はロシアのVVER-1200型を採用し、1機の設備容量は127万4000キロワットに達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月30日