北京冬季五輪ペーパーレス通関システムを利用して企業の通関書類の審査を行う北京税関のスタッフ
北京冬季五輪ペーパーレス通関システムがこのほど導入され、第1弾となる通関手続きが北京税関管内の首都空港税関で順調に行われた。申告された物資はテレビ中継用モニターが中心で、全12点、重さ40キロ。物資の総額は2780ユーロで、北京冬季五輪競技のテレビ中継に使用される。
「冬季五輪ペーパーレス通関システムの導入により、事業者の資格審査・リストの記入・書類の提出など、従来は現場に行かなければできなかった手続きが、すべてオンラインで可能になった」。北京炎黄振国通関サービス有限責任公司の関係者は、同システムを通じて10分もかからずに申告を完了した。
冬季五輪のペーパーレス通関システムの正式稼働により、通関業者は「北京2022年冬季五輪・冬季パラリンピック入国物資リスト」「北京2022年冬季五輪・冬季パラリンピック入国物資証明書」についてオンラインでの提出・審査・手続きが可能となるため、冬季五輪に一時的に輸入される冬季五輪関連物資の通関効率がさらに向上することになる。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月5日