技術が求められる冬季五輪ボランティア

   今年21歳の楊曦さんは、北京体育大学中国氷上スポーツ学院スポーツトレーニング学科の3年生。彼は10歳の時にフィギュアスケートを始め、最高成績は全国大会6位で、子供の頃から冬季オリンピックに出場することが夢だった。

 

   2008年の北京オリンピックで、彼はテレビで見たボランティアの姿に感銘を受けた。2019年、学校で北京冬季オリンピックのボランティア募集の通知を見た彼は、冬季五輪に少しでも貢献したいと思いすぐに申し込んだ。

 

   今年10月に開かれた北京冬季五輪のテストマッチ「相約北京」2021-2022シーズン・アジア・フィギュアスケートオープンで、楊曦さんはボランティアとしてアイスリンク整備員の仕事を担当した。

 

   整備員は専門技術が必要で、アスリート同様にスケート靴を履いて氷を滑れるボランティアでなければいけない。1種目終わると、整備員は5～10分の間に選手がジャンプした時にできた小さい穴を補修する。

   幾度もの選抜を経て、楊曦さんは11月に北京2022年冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会ボランティア部から正式採用の通知を受け取った。冬季五輪でも、彼はアイスリンク整備員として首都体育館でボランティアサービスに従事する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年12月6日