王亜平氏が9日、宇宙授業を行った。新華社記者・張金加撮影
中国有人宇宙事業弁公室の発表によると、「天宮教室」の初の授業が9日午後3時40分、正式に始まった。中国の宇宙飛行士は8年ぶりに宇宙授業を行った。
「宇宙教師」の翟志剛氏、王亜平氏、葉光富氏は中国の宇宙ステーションで、多くの青少年に向け宇宙科学普及授業を行った。これは中国の宇宙ステーションで初めて行われた宇宙授業だ。
葉光富氏が9日、宇宙授業を行った。新華社記者・張金加撮影
約60分の授業において、神舟13号の乗組員の翟志剛氏、王亜平氏、葉光富氏が宇宙ステーションでの勤務・生活シーンを活き活きと説明した。微小重力環境における細胞学の実験、人体の運動、液体の表面張力などの神秘的な現象を示した。また実験の裏側にある科学の原理について解説した。宇宙飛行士は授業中、テレビ会議の形式で地上の教室の教員や生徒とリアルタイムで交流した。
今回の宇宙授業は全過程ライブ配信。中国科学技術館に地上メイン教室を設置し、広西チワン族自治区南寧市、四川省汶川県、香港地区、澳門地区に4つの地上サブ教室を設置。計1420人の小中学生代表が現場のイベントに参加した。
「宇宙教室」は今度、宇宙授業を持続的に展開し、有人宇宙事業の知識と文化を積極的にPRする。形式が多様で内容が豊かな宇宙科学普及教育を展開し続ける。
9日撮影された、澳門地区のサブ教室の現場。新華社記者・張金加撮影
生徒が北京の中国科学技術館で9日、王亜平氏(右)による宇宙での再生水の飲み方に目を向けた。新華社記者・張金加撮影
生徒が北京の中国科学技術館で9日、宇宙飛行士による水球光学実験に目を向けた。新華社記者・張金加撮影
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月10日