北京冬季オリンピック、パラリンピックで、野外で展開される種目に対して、気候がもたらす影響を最小限に抑えるため、中国では、気象予報チームが5年余りにわたって綿密な準備をしてきました。
北京冬季オリンピック、パラリンピックの開催地である張家口競技エリアには合わせて38のコア基地局からなるモニタリングネットワークがあり、三次元超音波風速温度計、レーザー光を用いるレーダー、マイクロ波放射計などの精密気象機器が備わっており、秒ごとの気象データの取得が可能となっています。
2022年冬季五輪張家口気象センター
スキージャンプ競技は、スタートから着地までの約45秒の間に、時速が100キロにも達します。こうした競技は、秒速4メートル以上の風や横風が選手の着陸、空中の姿勢に大きな影響を及ぼし、成績や安全にも大きく関係するため、秒速4メートル以下の時間枠を予報する必要があるということです。
北京オリンピック、パラリンピックの気象チームは5年前から準備を始め、ノルウェー、スイス、ドイツなどで開かれる国際試合や研修に派遣され、経験を重ねてきた専門の人材を任務に当たらせるということです。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月25日
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