西安市蓮湖区蓮湖路のスーパーが11日に営業開始した。新華社記者・劉瀟撮影
西安市は7日、ビジネスサービス業、郵政・宅配業、飲食業の秩序ある営業再開に関する政策を発表し、生活必需品供給企業に早急な営業再開を求めた。この感染症により「ストップ」した千年の古都がついに動き出した。
西安市碑林区の商店が11日午前、入口にテーブルを設置した。各大手ECサイトの宅配員が次々と商品を受け取りに来た。
西安每一天便利店の趙暁勤総経理は、「店は現在、オンラインで注文を受け、オフラインで配送している。また米、小麦粉、油などを増やし、消費者の需要を満たしている」と述べた。西安市の今回の感染拡大における陝西省第1陣の重点供給保証機関となった每一天便利店の1100店超のうちすでに600店超が営業再開しており、2000人超の従業員が順調に職場に復帰している。
「美団優選」の宅配員が11日、あるコミュニティの配送地点に届ける商品をアルコール消毒した。新華社記者・劉瀟撮影
感染症を受け、一部のECサイトはより効率的な物流配送モデルの模索を開始している。消費者がオンラインで予約・注文した後、「美団優選」は荷物を倉庫から営業所に送り、そこからさらに菜鳥驛駅もしくは美団便利店などのコミュニティ受取店に移す。最終的に各受取店が付近のコミュニティの消費者に届ける。3レベルの物流体制の構築により、特殊な時期の物資配送の「ラスト100メートル」をつなぐ。
物資を満たそうとするならば、力強い輸送力が必要だ。生活必需品供給保証企業が徐々に営業再開し、関連従業員の職場復帰率も徐々に上がっている。西安盒馬鮮生南梢門店で11日昼、宅配員がベルトコンベアから配送する荷物を受け取った。西安盒馬鮮生の従業員の職場復帰率はすでに感染拡大前の7割前後になっている。
西安碑林区南稍門の盒馬鮮生の宅配員が11日、市民に配送する準備を整えた。新華社記者・劉瀟撮影
西安市の11日の現地新規感染者は8人のみで、状況が徐々に好転している。数日前はやや寂しかった道路を走る車も徐々に増えている。携帯アプリを見ると、新たにいくつかの飲食店が営業再開した。この千年の古都は感染対策と供給保証を同時進行しながら再出発しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月13日