世界初の高原・寒冷地高速鉄道であるハルビン--大連高速鉄道(「哈大高速鉄道」)が1日、開通・運営10周年を迎えた。
哈大高速鉄道はこの10年間で600回弱の吹雪の試練を乗り越えた。高速列車の累計運行本数は73万9000本で、延べ6億7000万人の乗客を安全に運んだ。運行距離は7億7117万キロ。
哈大高速鉄道の営業距離は921キロ。沿線は高原・寒冷地に位置し、冬は雨や雪が降り凍結することが多い。冬と夏の気温差は最大で70度超。鉄道部門は長年に渡る独自の模索とイノベーションにより、高原・寒冷地高速鉄道の運営・メンテナンス技術を全面的に把握し、高原・寒冷地鉄道の路盤の「凍結膨張」の抑制を可能にした。
瀋陽動車段技術サポートセンター長の唐雲鵬氏は、「哈大高速鉄道はすでにインフラ、移動設備、総合検査、防災・減災、緊急救援を一体化させた安全管理体制を形成しており、システムが揃った高原・寒冷地高速鉄道安全保障体制を構築している。世界の高原・寒冷地高速鉄道の技術の空白を一つずつ埋め、哈大高速鉄道の安全で秩序ある運営を保証した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月2日