2023年の全国の大学卒業生は前年比で82万人多い1158万人に達する見通し。教育部、科技部、人力社会保障部など7部門はこのほど、就職を促す「国聘行動」を実施し、2023年大卒生と2022年卒の未就職者に向けて優れた雇用を発表した。2023年の就職環境は、国内では大幅に改善され雇用が拡大するが、国際的には不確定性が高まるとみられる。

　近頃、中国の新型コロナ対策の見直しや一連の経済安定政策の発表を鑑みて、国際機関は2023年の中国の経済成長予想を引き上げている。国際機関の予想は5％前後で、中国各地が設定した今年の経済成長目標とほぼ近い水準となっている。2023年の中国の経済成長が5％を超える可能性は高い。5％を超えれば、就職しやすくなり、就職圧力は軽減される可能性がある。

　また、就職概念の変化と進歩に伴い、受動的に雇用されることに飽きたらず、自ら挑戦し、様々な方法や手段で起業する若者が増えている点にも注目したい。各地は大卒生の起業準備をサポートし、起業と就職を促す政策措置を制定し、資源配分、ビジネス環境、ベンチャーキャピタルファンド、ベンチャー投資ファンド、担保基金などの関連政策を調整し、大卒生が起業・就職しやすい環境を作るべきである。同時に、各種の再就職者の技能訓練を強化し、労働組合、婦女聯合会、中国共産主義青年団、関連の社会機関、公益組織などは再就職の面でサービスを強化し、就職率を全面的に引き上げ、失業率を効果的に引き下げる必要がある。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年1月29日