中国の民政局、視覚障害者向けのバリアフリー婚姻文書を初めて作成

新華社記者 陳曄華撮影

    3月12日、北京市西城区婚姻登記サービスセンターの誓いのホールで、新婚夫婦の王さんと張さんは手を挙げて生涯手を取り合い、添い遂げることを誓った。ほかの新婚夫婦と違い、2人の結婚の誓いの文書には点字が並んでいる。張さんは点字を両手でなぞりながら誓いの言葉を読み上げた。王さんと張さん夫婦は生まれつき視覚障害を持っている。

   この特殊な婚姻届の障害をなくすため、夫婦ともに視覚障害を持っていることを知った北京市西城区民政局婚姻登記サービスセンターの職員は、中国盲文出版社と協力し、点字版と字を大きくしたバリアフリー形式の婚姻登記告知書と誓いの言葉を作成した。中国が視覚障害者向けに婚姻登記のバリアフリー文書を作成したのはこれが初めてとなる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年3月13日